2021年7月12日月曜日

TrueNAS 12.0でディスクを交換する

 TrueNAS (旧FreeNAS) を入れたマシンをNASとして4年ほど運用しているのですが、先日ディスク1台で不良セクタが見つかったのでディスク交換を行うことにしました。

修理を行う前のNASのだいたいのスペックは下記となります。

  • OS: TrueNAS-12.0-U3.1
    (FreeNAS 11.1からアップグレードし続けて運用中)
  • CPU: Celeron G3930
  • メモリ: 16GB
  • ディスク: 3TB HDD x 6 (WD Red)
  • ディスク構成: RAID-Z2 (6台すべて使用、スペアなし)

以下、自分自身の備忘録としても手順を書き残しておきます。


管理画面にログイン後、左側のメニューの「ストレージ」から「Pools」を開きます。



プールの一覧が表示されますので、交換したいディスクが含まれているプールを選び、右上の設定ボタンから「Status」を選びます。



Pool Statusが開きますので、交換したいディスク探します。
今回の例のように、すでに故障したディスクを取り外して新しいディスクに取り換えている場合は、以下の画面にあるように特定のディスクだけが「UNAVAIL」の表示になっているので見つけやすいと思います。



交換対象とするディスクの右側のメニューから「Replace」を選びます。



新しいディスクを選び、「REPLACE DISK」をクリックします。



交換が正常に完了すると、以下の画面が表示されます。

この画面は、ディスクの初期化等が完了すると表示されるため、時間はかからずに表示されます。
ですが、その後バックグラウンドでRAIDの再構築作業が行われておりますので、この画面が出たからと言って完了ではありませんので電源を入れっぱなしにしておきます。


また余談ですが、新しいディスクを選ぶ前に、先にディスクの一覧を確認しておいたほうが分かりやすく作業が行えるかもしれません。

左側メニューの「ストレージ」を開き、「ディスク」を開くとこの画面に辿り着けます。

この例では、ada2に新しいディスクを接続したため、この箇所だけ型番と容量が他のディスクと違うのがお分かりいただけるかと思います。


今回の故障をきっかけに、現在問題なく稼働しているディスクも順次入れ替えて容量を拡大することにしましたので、準備が整い次第Poolの容量拡大編も書こうと思います。