SoftEther VPNの詳細については以下をご参照ください。
http://www.softether.org/
CentOS6環境の場合は、こちらもご参照ください。
SoftEther VPN ServerをCentOS6環境にインストールする手順 - http://ytsrvlog.blogspot.jp/2013/09/softether-vpn-servercentos6.html
今回の作業は、http://www2.softether.jp/jp/vpn2/manual/web/7-3.aspxなどを参考に、以下の手順で実施しました。
- SoftEther VPN Server インストールパッケージのダウンロード
- インストールに必要なライブラリ類のインストール
- インストールファイルの解凍
- make
- プログラムファイルの設置、設定
- サービス起動用スクリプトの作成
まず、インストールに必要なパッケージのインストールを行います。
参考にしたページによると、
- gcc
- make
- binutils
- libc (glibc)
- zlib
- openssl
- readline
- ncurses
yum install gcc make binutils libc-devel zlib-devel openssl-devel readline-devel ncurses-devel pthread-devel
これで、SoftEtherのインストール、実行に必要な環境が整います。
環境の準備が出来たら、SoftEther VPN Serverのインストールファイルをダウンロードします。
ダウンロードする場所は適当で良いです。
wget http://jp.softether-download.com/files/softether/v1.00-9371-rtm-2013.07.25-tree/Linux/SoftEther%20VPN%20Server/64bit%20-%20Intel%20x64%20or%20AMD64/softether-vpnserver-v1.00-9371-rtm-2013.07.25-linux-x64-64bit.tar.gz
このコマンドを実行するとx64版のパッケージが落ちてきますので、32bitな環境だったりする方は
http://jp.softether-download.com/files/softether/v1.00-9371-rtm-2013.07.25-tree/Linux/SoftEther%20VPN%20Server/
あたりから辿って必要なバージョンのパッケージをダウンロードしてください。
ファイルがダウンロードできたら、以下のコマンドを実行してパッケージを解凍します。
tar zxf softether-vpnserver-v1.00-9371-rtm-2013.07.25-linux-x64-64bit.tar.gz
解凍されると、今いるディレクトリ内にvpnserverというディレクトリが出来ているため、ここに移動します。
そこで、以下のコマンドを実行します。
make
すると、ライセンスがどうたらこうたらと表示されるので、3回ぐらい「1」を押して続行します。
そうするとgccによるビルドが始まり、環境の構築がきちんと行えていれば正常に終了するはずです。
makeコマンドの実行が正常に終了したら、生成されたプログラムファイルを配置し、サービスとして実行できるように設定を行います。
まず、vpnserverディレクトリを設置場所に移動するため、以下のようにコマンドを実行します。
cd ../ mv vpnserver /usr/local
移動が行われたら、今度はプログラムを実行できるようなパーミッション設定を行うため、vpnserverディレクトリに移動し、設定を行います。
chmod 600 * chmod 700 vpncmd chmod 700 vpnserver
これでプログラムファイルの設置作業は終わりました。
最後に、デーモンとして動作するように設定を行います。
デーモンとして動作させるためには、/etc/init.dにスタートアップスクリプトを作成しなくてはならないので、作成を行います。
以下の内容のスタートアップスクリプトを/etc/init.d/vpnserverとして作成してください。
#!/bin/sh # chkconfig: 2345 99 01 # description: SoftEther VPN Server DAEMON=/usr/local/vpnserver/vpnserver LOCK=/var/lock/subsys/vpnserver test -x $DAEMON || exit 0 case "$1" in start) $DAEMON start touch $LOCK ;; stop) $DAEMON stop rm $LOCK ;; restart) $DAEMON stop sleep 3 $DAEMON start ;; *) echo "Usage: $0 {start|stop|restart}" exit 1 esac exit 0
作成にはviエディタとかemacsとかcatコマンドとか好きなエディタを使用してください。
スタートアップスクリプトを作成したら、chmodコマンドで実行権限を与えると同時に、root権限を持たないユーザによって書き換えられないようにします。
chmod 755 vpnserver
ここまででインストールは終わりです。
最後に、この手順でインストールした場合のSoftEther VPN Serverの起動方法についてメモしておきます。
- OSの起動と同時に、デーモンとして動作するように設定する:
/sbin/chkconfig --add vpnserver
- OSの起動と同時に、デーモンとして動作する設定を解除する:
/sbin/chkconfig --del vpnserver
- OSが起動した状態で、SoftEther VPN Serverを起動する:
service vpnserver start
- OSが起動した状態で、SoftEther VPN Serverを停止する:
service vpnserver stop
- OSが起動した状態で、SoftEther VPN Serverを再起動する:
service vpnserver restart
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