2013年10月5日土曜日

ドメイン環境下で、Windowsのネットワークマッピングを有効にする

Windows Vista以降のWindows OSには、ネットワークマップ機能が搭載されており、ネットワーク上のコンピュータを探索、表示することができる。


しかし、Active DirectoryだとかSambaドメインに参加している環境では、この機能は既定では無効となってしまうため、設定を変更しないと使用できない。

このような環境でネットワークマップを使用するには、グループポリシーを弄ってやる必要がある。

なお、この操作はネットワークマップを特定のクライアント機で使用できればよいのであればそのクライアント機で、ドメイン全体で使用できるようにしたいのであれば、サーバ上で操作を行う。



まず、「ファイル名を指定して実行」を開き、ローカルグループポリシーエディタ (gpedit.msc)を開く。

すると、ローカルグループポリシーエディターが開く。


「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「Link-Layer Topology Discovery」と展開していく。


中に2つの項目があるが、そのうちの「マッパーのI/O (LLTDIO) ドライバーを有効にする」を有効にすると、ネットワークマップ機能を使用できるようになり、
「レスポンダー (RSPNDR) ドライバーを有効にする」を有効にすると、他のマシン上のネットワークマップに、現在設定を行っているコンピュータが表示されるようになる。

 
ちなみに、設定を行う際に、オプションの設定を忘れると動作してくれないので、忘れずに設定すること。
 
 
 
設定の変更を行ったら、念のためにグループポリシーを最新の情報に更新してやる必要がある。
コマンドプロンプトを管理者として開き、「gpupdate」を実行する。
サーバで設定を行った場合は、各クライアント機でも同様に実行する。
 
 
設定が問題なく行われていれば、「ネットワークと共有センター」にある、「フルマップの表示」をクリックすれば、ドメイン環境下であってもネットワークマップが表示されるようになります。

1 件のコメント:

  1. 参考にさせていただきました。ありがとうございます。

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